RubyKaigi 2023に参加しました。
トーク
印象に残ったトークについて簡単な感想を書きます。
The future vision of Ruby Parser
Rubyには4種類の do
がある、という話がおもしろかったです。
Fix SQL N+1 queries with RuboCop
RuboCopにN+1クエリを自動修正させる、というなかなか野心的な取り組みの話でした。最近だとChatGPTにコードを修正させるという向きもあると思うのですが、今後どうなるのかが気になります。
Splitting: the Crucial Optimization for Ruby Blocks
TruffleRubyの最適化手法の話でした。けっこうアグレッシブに最適化しているけど、最適化フェーズに必要な計算資源がけっこうありそう? というのが気になりました。
Ruby Committers and The World
今年はYJITなど言語処理系内部の話題が多かったように感じました。型注釈の話は意見がそこそこ割れていそう? 自分も型が書けるなら書きたい (補助輪が欲しい) 側なので、うまく表現できるとよさそうに思います。
例年は議論を発散(プロレス)するために荒れやすいネタを入れていました
— _ko1 (@_ko1) 2023年5月13日
Build Your Own SQLite3
自作キーボードの中でSQLite3が動き、キータイプの統計情報から最強のキー配列を作った結果hjklが人差し指に来る、というオチになったのがとてもおもしろかったです。File.open
をSQLite3に使わせるためになかなか力いっぱいなことをしているという印象でした。
NOC
今年はNOCとして参加しました。会場のあちこちにケーブルを引きまくる、ねじりっこを切る、迷子になる*1など活動は多岐にわたります。前日にまる一日かけて準備をして、最終日の午後になったら順に撤収していく、などでけっこう動き回っていました。
あとで聞いた感じだと、大きなネットワークの不調もなかったようで快適にWi-Fiを使ってもらえたのではないでしょうか。NOCとして参加すると、NOCやってますという話ができる (ネットワークの設定の話はそんなにできない) という点がお得だと思います。
次回の課題は、ケーブルを引くよりも高度な活動を行う*2、迷子にならないように気をつける、などがありそうです。Webアプリケーションより後ろ (後ろってどっち??) の話にまだついて行けていないので、もうちょっと解像度が上がると話について行けるようになるのではないか。
よいとき
今回は飲酒する前によいときを飲むようにしました。その結果、ほとんど二日酔いになることがありませんでした。20粒ぐらい持ち込んでいたはずだけど、2粒以上飲むなどしているうちにRubyKaigiが終わる頃には無くなっていました。すごいね~
次回は沖縄開催ということで、泡盛を飲みすぎても破滅しないように引き続き飲酒補助アイテムについて検討しようと思います。ミラグレーンが手に入るといいけど……
オフライン
去年に引き続きオフライン参加して、なかなか人が多かったな~という印象でした。ツイッターでしか見たことのない人と話すこともできてよかったと思います。
アイコンのステッカー入りの名札を持参していたのですが、次回は名札に貼れるような小さいステッカーを用意したいですね。GMOペパボさんのブースで作ったステッカーぐらいのものが欲しいです。
最新の自撮りです #rubykaigi pic.twitter.com/l19jghC3Nv
— うたがわきき (@utgwkk) 2023年5月13日
でかいステッカーでよければSUZURIで販売しています。
suzuri.jp
治水
長野県の治水について学びました。
おわりに
今年もにぎやかな感じでよかったと思います。オーガナイザーの皆様、スタッフの皆様、日本Rubyの会の皆様、参加者の皆様ありがとうございました。もうちょっとRubyを書いたほうがいいかな? という気がしてきたので来年のRubyKaigiまでに考えることを今後の課題とすることにします。