私が歌川です

@utgwkk が書いている

YAPC::Fukuoka 2025に参加した #yapcjapan

参加しました。会社のパーカーを着て会場をふらふら歩いていたり*1、コーヒーを飲んでいたりしたと思います。

yapcjapan.org

印象的だったトーク・セッション

なぜインフラコードのモジュール化は難しいのか - アプリケーションコードとの本質的な違いから考える

speakerdeck.com

アプリケーションコードにおいては実装の詳細を隠蔽して処理を記述することが抽象化の目的であるのに対して、インフラコード (IaC) においては実装の詳細 (インフラ構成) を再利用可能にすることが目的であり、異なる目的に対して同じような考え方で抽象化を行うとうまくいかない、ということがうまく分析・言語化されていました。

「データ無い! 腹立つ! 推論する!」から 「データ無い! 腹立つ! データを作る」へ チームでデータを作り、育てられるようにするまで

speakerdeck.com

プロダクトの価値を向上するためにデータを作る、ということに丁寧に向き合われている発表でした。発表中に出てくる店舗名の正規化の例がなかなか現実の問題という感じでおもしろかったです。SQLiteのダンプファイルにしておくと取り回しがよい、というのは聞いてたしかに!! と思いました。

なぜThrottleではなくDebounceだったのか? 700並列リクエストと戦うサーバーサイド実装のすべて

speakerdeck.com

サーバーサイドでdebounceする事例はあまり聞いたことがなかったのですが、なかなかハードな技術的課題であったり、試行錯誤しながらアルゴリズムを丁寧に改良していく様子が聞けたりしておもしろかったです。コードレビューだけで非同期処理のバグを検出できるエンジニアがチームにいると強い、最強の福利厚生だ……と思いました。

「バイブス静的解析」でレガシーコードを分析・改善しよう

speakerdeck.com

コーディングエージェントを活用して、プロジェクト固有の事情を考慮した静的解析・デッドコード削除を効率的に行う手法について紹介されていました。自分もPerlのコードを静的解析するツール・ライブラリを書いたことがあるのですが *2*3、一般的な問題を解くツールとして実装する難易度は思い返してみると高かったと思います。解く問題を限定化し、偽陰性を許容しつつ正規表現で解析することでコスト・パフォーマンスがうまく最大化されているな~と思いながら発表を見ていました。

踊り場

会期中 (会期直前?) にいきなり企画されていたと思うのですが、どのセッションも不思議な盛り上がりがあってよかったです。

キーノート

speakerdeck.com

P山さんのことはハッカー*4だと思っていたのですが、そういう人にもプログラミングへの憧れや今のキャリアに行き着くまでの苦しみがあった、という (ある種、当たり前なのかもしれない) ことが赤裸々に話されていてよかったです。AI技術の発展によって変わったこと・そんな時代でも我々が変わらずやらなければならないことの話に勇気づけられました。

あと、転職で希望年収を低く出しすぎないほうがいいんだな、と思いました。

AWSコスト削減クイズで優勝

株式会社DELTAさんのAWSコスト削減クイズで会場1位になり、分割キーボードをいただきました。勝因はさくさく解くことと、RIって書いてある選択肢を最初は無視して考えることだったのかなと思います。解説記事が出たら読みます。

いただいたキーボードの値段を別のところで聞いて、めっちゃ高級じゃん……と思いました。

ありがとうございました

実はここ最近の仕事で悩むことが増えており、自分の本当にやりたいことは何なのか、今こうやって暮らしているけど本当にこれでいいのか、など思いながら日々過ごしていました。トークだったり懇親会での交流だったりで面白い話ができたり、勇気づけられたりしていました。二次会だったと思うけど、AIコーディングエージェントとの向き合い方について聞かれてなんか熱弁していたと思うんですが、自分を見つめ直して話すまさによい機会になったと思います。

スタッフの皆様、会期中にお話しした皆様、森羅万象の皆様ありがとうございました。来年は東京ビッグサイトで開催ということで、ひきつづき万難を排して参加したいですね。

www.youtube.com

時間のないサイト運営者リング