今年もYAPCに参加しました.学生支援プログラムのおかげで気軽にYAPCに参加することができており,スポンサー企業の皆様やスタッフの皆様には頭が上がりません.次回もよろしくお願いします.
Perl6チャレンジ
トークの合間にGMOインターネット様のPerl6チャレンジに取り組んでいました. ふだんはPerl6とも正規表現とも遠い生活を送っており,Perl6の正規表現は初めて書きました. 記法に慣れないところもありましたが,なんとか午前の部でTシャツを入手することができてよかったです.
Perlチャレンジ午前の部がクローズ!
— inamoly (@inamoly) 2019年1月26日
速度チャレンジは @titsuki @ kawa. fm @utgwkk @sekai67 の4名の皆さん。
名回答賞は rfcまで意識された @dankogai さん。 皆さんおめでとうございます!!
Tシャツをプレゼントしたいので、ブースまでお越しください!午後の部は14:00から #yapcjapan pic.twitter.com/iY8JszUbze
トーク
今回はトークに関するメモはScrapboxに取っていました.
肩のこらない型の話
id:dankogaiさんによるトーク.context-orientedな動的型というのはPerl以外では見たことない*1ので驚きがありました. 人類さんサイドもそろそろ静的型に寄せていったほうがいいのではないかというのをいつも思っているけど,いきなり全部寄せることができるのなら苦労しないわけで…….
Perl5の静的解析入門 機械と人間双方の歩み寄りによる平和編
id:mackee_wさんによるトーク.毎回使うスニペットぐらいの規模感のコードを正規表現を使ってうまく静的検査するといった向きで,正規表現ぐらいだと手軽に使えてニーズがあるのだろうなと思うなどしました. ちゃんとやるとパーサとか書かないといけないと思うけど,定型のコードを書くことが保証されているなら正規表現でいける? 「括弧の対応を正規表現で取る」と聞くと一瞬ぎょっとしますね*2.
レガシーPerlビルド 〜現代に蘇るPerl[1..5].0とPerl6〜
id:anatofuzさんによるトーク.古いPerlのほうがいがいとビルドしやすいというのは驚きがあって面白かったです. 前夜祭のLTでもそうだけどPerl6の処理系の話なんかもあってよかった. 懇親会のときにいろいろ話して,研究のこととか,継続を基本とするC言語のこととか話したり聞いたりした末に正体が明らかになるみたいな展開がありました.
ISUCON8予選問題作成の裏側
id:karupaneruraさんによるトーク.ISUCONの作問の心構えが詰まっていました. 複数人で作業するときはオフラインで集まる機会を作るのがよいというのがなるほどとなって,自分がやるととりあえずオンラインでなんとかならないか,と考えてしまいそう.
キーノート
tokuhiromuさんによるキーノート.コミュニティに対する貢献のためにはどうしたらいいか,とか,気負いすぎるのもよくない,みたいな話でした. 検索エンジンに引っかかる形でアウトプットをすることがコミュニティへの貢献につながる,という話に背中を押された方がいっぱいいたと思います. ところで私はさいきん研究のコードぐらいしかまともに書いてないですね.卒業確定したら考えたい…….
総括
今回聞いたトーク,かなり処理系とか静的解析とかそっちに寄ってるなーというのにじぶんの興味分野が見えてくるような気がしますね. なんかいろいろなところで正規表現を見たような気がしていて,Perlの人はほんとうに正規表現が好きなんだなあとなった記憶があります.
そろそろサークルの外でも人前に立って話せるぐらいのことがあるのではないか,みたいな気持ちが出てきて,まずはLTからでもやってみるか? となったので,卒論が片付いたら考えてみようかな…….
繰り返しになりますが,スタッフの皆様,スポンサー企業の皆様,参加者の皆様,そしてさまざまな皆様に感謝の意を申し上げて記事の締めとさせていただきます.