私が歌川です

@utgwkk が書いている

めぐねえにはなれない僕らだから

はじめに

これは がっこうぐらし! Advent Calendar 2016 12/4日分の記事です。

www.adventar.org

昨日の記事は、@homoma1d さんの http://blog.homomaid.com/post/153989440187/%E6%9C%80%E8%BF%91%E4%B8%88%E6%A7%8D%E7%94%B1%E7%B4%80%E3%81%8C でした。

ごあいさつ

こんにちは、id:utgwkk です。そして、こちらは最近の活動報告です。

gyazo.com

SlackBOT はボタン1つで応答を追加できるので便利ですね。

私が「がっこうぐらし!」のことを知ったのは、アニメ化されてからでした。

utgwkk.hateblo.jp

いきさつなどは多分↑の記事に書いてあるので、こちらもあわせて読むとよさそうです。

オリナスに行った

写真の角度が悪いですが、がっこうぐらし! に関係する建物です。そして、こちらの記事は答えです。

https://ure.pia.co.jp/articles/-/63850ure.pia.co.jp

10/21-23に、ISUCON6 本戦のために東京に行ったのですが、その際に、そういえばオリナスでコラボやってるなーということを把握していたので、サクッと足を伸ばしてみました*1

こちらはポスターです。

オリナス内のタワレコで、原作マンガのコマが貼られていたり*2、コラボグッズが販売されていたりしたので、後のことも考えずに*3ガンガン購入して、タペストリーをカバンからはみ出したままにして、そのまま京都に帰りました。

他には、由紀ちゃんの校内放送があり、こういった場所でこういった放送を聞くのは初めてだったので、ひとり感動していました。タペストリーは部屋に飾っています。

めぐねえという存在

めぐねえという存在に触れていきます。

めぐねえは、佐倉慈先生であり、学園生活部の顧問をしています。いつも由紀ちゃんの隣にいました。めぐねえは、生徒の目線に立って話をします。「めぐねえじゃなくて佐倉先生でしょ」と言います。それでも、生徒のことを第一に考えて行動しようと思っていました。少なくとも私には、だいたいはそのように見えました。しかし一つ挙げるとすれば、そしてこれが物語の核心でもあるのですが、巡々丘学院高校の本質を生徒たちに伝えることができなかった、という点があります。人間的な甘さ、割り切れなさと言われれば、否定はできないです。

めぐねえは、一番大事なところで躊躇しました。ある意味絶望に陥ったのではなく、事態を楽観しようとして、その甘さが出てしまいました。そしてとうとう学園生活部のみんなに「緊急避難マニュアル」のことを自分から伝えることができずに、「かれら」になってしまいました。「かれら」になってしまっためぐねえは、それでも最後まで生徒のことを考えていたのでしょう、普通の人は近寄らない地下2階に行き、そこで完全に成り果てました*4*5

由紀ちゃんとめぐねえ

由紀ちゃんは、めぐねえが成り果てたことを受け入れようとはしませんでした。めぐねえがいるということが、そのまま自分の存在意義につながっており、みーくんにめぐねえの存在への疑念を突き付けられたときは、それを受け入れられていませんでした。けれども学園生活部の危機に対しては、人一倍敏感でした。胡桃が「かれら」に噛まれて命の危機に瀕しているらしいことを感じ取った由紀ちゃんは、それまでとは違った方法で部のみんなを元気付けようとしました。最後の砦であるめぐねえが何とかしてくれる、そう思いながら部の存続のために今自分ができることをしよう、という彼女なりの考えがあったのだと思います。

アニメ最終話で、「かれら」が徘徊するエリアをかい潜る決断をした、その横にもめぐねえがあり、めぐねえに導かれ、太郎丸にも助けられ、由紀ちゃんは自分の果たすべきことを無事に果たすことができました。初めての、一人だけでの「かれら」との対峙には、多大な恐怖があったことだと思われます。それでも最後まで、学園生活部のみんなのため、そしてめぐねえのためを考え、挫けずにやりきった、丈槍由紀のたくましさのようなものがあります。

由紀ちゃんの多大なる現実逃避には、受け入れられないめぐねえという実在の消滅もその原因の一つとしてありましょう、けれども結局彼女はめぐねえによって、そしてめぐねえのために行動している、私はそういった見方をしております。由紀ちゃんは、わがままを突き通すようなことはしませんでした。学園生活部で楽しく活動することだけを考えていました。

学園生活部とめぐねえ

めぐねえは、学園生活部の顧問です。そして、成り果てた後も、学園生活部の顧問であることに変わりはありませんでした。胡桃がなぜ成り果ててしまっためぐねえを倒すことができずに、噛まれるしかなかったのか? 彼女はどうしても自分の手でめぐねえを殺めることができませんでした。シャベルという武器を使うことは、同時に胡桃のトラウマに触れることになります。そんなトラウマの元で、見ず知らずの「かれら」であるならまだしも、知った顔を殺めなければならないとなれば、一体どうなるか。彼女にとっても、めぐねえは大好きな先生であり、学園生活部の顧問であり、「かれら」ではなかったのです。幸いにもみーくんだけが部員の中で彼女のことを知らなかったので、そしてそのために、胡桃を助けることに成功しました。

めぐねえという存在は、あまりにも大きかったのです。最後までめぐねえは死ぬことはなく、部員それぞれの心の中に生きていました。ただ由紀ちゃんのそれが尋常でないように見えるだけのことで、みなめぐねえに少なからず依存していました。

おわりに

gyazo.com

明日は paradigm_9 (id:CHY72) さんの担当で、「みーくんは起床のプロ - (/^^)/⌒●~*$ a(){ a|a& };a」です。楽しみですね。

*1:22日に本戦があったので、かれらパーティーには行けませんでした……。

*2:写真撮影厳禁でした。

*3:3000円以上購入でポスターが付いてくるとかだった気がする。

*4:皮肉にも、その行動が胡桃を傷つける原因になってしまうのですが……。

*5:これが悪手であったとは思いません。いずれにせよ、学園生活部はどこかで、「かれら」になってしまっためぐねえと対峙し、そしてちゃんとした別れをしなければならなかったでしょうから。