私が歌川です

@utgwkk が書いている

TOPIK I (初級) を受験した

受験しました。

受験のモチベーション

Duolingoで韓国語の学習を2年以上続けていて、韓国語のブルアカの二次創作がちょっと読めるようになったり、韓国に渡航して同人誌を買うことができたりしているけど、韓国語の読解力がどれくらい付いているのか、客観的に知りたくなったのが大きい。Duolingoだと問題形式によってはヒントが見放題で、どれくらい定着しているのかパッと分からない。TOPIKは「韓国政府が公式認定する唯一の韓国語能力試験」と説明されているので、これを受けてみるのがよいだろうと思って、受験することにした。

実は7月開催の試験を受けられるとちょうどよいんじゃないかと思っていたけど、申し込みタイミングをすっかり逃していた*1ので10月開催のものを受験することになった、という裏話もあった。

試験対策

実はTOPIKに向けた勉強というのはあんまりやってない! 7月に試験の申し込みをやって、TOPIK用の対策本を買ったけど全く手をつけなかった。試験本番3週間前ぐらいになって、トリリンガルのトミのオンライン模試でTOPIKの過去問 (第96回TOPIKⅠ模試) を解いたのが最初の試験対策になると思う。

trilingual.jp

模試の点数は以下の通り。

  • 듣기 (リスニング): 90/100点
  • 읽기 (リーディング) 98/100点

合計で188/200点だった。合格基準*2によると、合計80点以上で1級、140点以上で2級*3に認定される。あれ、わりと解けているな? という感触がこの時点で得られたので、あんまりやることないなと思った。その後、もう2回ぐらい過去問を解いて、記録がちゃんと残ってないけど9割ぐらい取れていたと思う。

買った対策本の模試もやったけど、点数がTOPIKの過去問を解いたときよりぜんぜん低くて、一方で解説を読んでも納得できない感じだったので、あてにしないことにした。いちおう書いておくと、買ったのはこれです。模試1回しか解いてないので音声の順番が違うみたいなレビューと同じ状況は踏み抜いていない気がする……。

あとは毎日Duolingoをやりつつ、暇なときに韓国語能力試験初級単語4択クイズ 100をぽちぽち解いて、分からなかった単語を覚え直すぐらいしかしてない。

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本番当日

朝9時半までに試験会場にいる、という最難関ミッションを無事クリアできた。試験開始前に、日本語での指示の音声がボリューム確認も兼ねて流される、というのをそこで初めて知った。

直前まで単語4択クイズを解いてから試験に臨む。久しぶりにマークシートに向き合ったので、受験番号と問題冊子の偶奇*4のマークを間違えていないか、にいちばん注意を払った。

リーディングの試験中に本人確認が行われるの、まあ分かるけど人によっては集中を削がれてパフォーマンスに影響しそうだなーとも思った。しかし何十人の本人確認を事前に済ませつつ試験を時間通りに始めるとなると、集合時間がもっと早くなって大変になるだろう、というのも想像できる。

リスニングは自信のない問題がぽつぽつありつつも、まあ8割はカタいんじゃないかな~という感触だった。リーディングは自信のない問題が2つぐらいしかなくて、ヘマをしていなければ9割取れているんじゃないか、という感じで、解き終わってから試験時間が20分ぐらい余って暇だった。

振り返り

リスニングで流れる音声の速さがDuolingoよりも遅かったり、Duolingoで死ぬほど見た基礎語彙が分かれば解けるような問題が多かったりで、思ったよりも難易度が高くないな、というのが全体的な感想だった。2年もDuolingoやり続ける前のどっかで受験するぐらいがちょうどよかったんだろう。デイリーリフレッシュに突入した時点とかちょうどよさそう。

blog.utgw.net

おそらくTOEICぶりにマークシートで外国語の試験を受ける、というのができてなかなか楽しかった。限られた時間で問題文を読み解いて主張に合うものを選んだり、文意が通るように4つの文を並べ替えたり、センター試験ってこういう感じだったっけ、というのを思い出しながらやっていた。派手にマークミスしていなければいけると思っているけど、問題用紙も回収されているので正確に振り返ることはもはや困難になっている。

まとめ・今後の展望

TOPIK Iを受験して、手応え的にはいけてそう、Duolingoを毎日ぽちぽち続けてブルアカの二次創作を読んでたらリーディングについては難しくなく感じた、というのが総評だった。

次回は成績発表でお会いしましょう。更に次回、TOPIK IIの受験でお会いしましょう?? ライティングの練習をしないといけないし、リスニング・リーディングの難易度も全体的に上がると考えられるので、更に困難になりそう。

TOPIK Iを受験したい人向けっぽい情報

語学の専門家では全くないし、まだ試験結果も出ていないので、この節は素人が経験則でなんか言ってると思って雑に読み流してください。

Duolingoで韓国語を学習している人はそのまま継続して、韓国語コースの終わりが見えてきたらTOPIK Iの受験を検討するとよさそう。TOPIK I 1級だと4割取れていたら合格なので、実際にはもっと早い段階で受験してもいいかもしれない。

TOPIK公式の日本語のYouTubeチャンネルがあるので、ここからTOPIK I向けの動画をかいつまんで見ていくといいと思う。

www.youtube.com

あとは、最近TOPIK公式のガイドブックが出ていたので、これを読んでもいいかもしれない。本屋でチラッと読んだ感じはよさそうな気がする。著者のイ・ドンジュンさんはTOPIK公式チャンネルに出演している人。

語彙力をつけるのはDuolingoをやっていたらそれなりに付くと思うけど、更にカバレッジを大きくしたいならトリリンガルのトミの100問クイズがなんだかんだでいい気がする。無料だし、TOPIKに頻出だけどDuolingoではカバーされていない単語・表現とかも知れる。

*1:試験のだいたい3ヶ月前に申し込みを行う必要がある

*2:https://www.kref.or.jp/topik/about/overview/

*3:TOPIKは英検・漢検などと異なり、級の数字が大きいほど難易度が高い

*4:受験番号の末尾が偶数か奇数かによって、配られる問題冊子が異なるので、どちらで解答したのかマークする必要がある

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