私が歌川です

@utgwkk が書いている

誰かに使ってもらえているコードを、さらに良くしてもらえるのはありがたい

GitHub Actionsで落ちたテストをアノテーションするpytestプラグインを書いてしばらく経過した。手元のPythonライブラリに追加して様子を見たりしていたのだけれども、まあ動いているからよいかな、という状態だった。

utgwkk.hateblo.jp

最近になって、バグ報告が来るようになって、つまり、いろいろなリポジトリで使われるようになって、考慮できていないケースが発見されたということなのだけれど、じゃあ対応します~ということで1人で全部やるのには限界がある。

酔っ払ったまま修正PRを作って、めちゃくちゃ雑なコードでいちおう動いているけど、これではマージできないでしょう、しかし今は頭が回っていない!!! ということでhelp wantedのラベルを付けてから寝て、起きたら、ちゃんとした実装に直してくれるPRを作ってもらっていた。マージ権を持っているのが1人だからといって、酔っ払ったまま雑にマージボタンを押していたら雑な実装が世の中に出回っていたということで、それを未然に防げたのは大変ありがたい。たどたどしい英語で、サンキューです、修正を取り込んでリリースしましたって言いまくっている。

1人だけではスケールしなくて、書けるコードもその人の限界に束縛されてしまう、と思った。他の人が書くコードを読むと、こういう書き方もできるとか、この実装は一人ではできなかったかも、勉強になります、という体験が得られる。

最近あまりPythonを書いてなくて、まだ管理するモチベーションはあるけど、モチベーションなくなったら誰かにリポジトリの管理権限をあげたい。誰も使わないコードだったらそのまま打ち捨てられるのを待つだけだけれど、ちょっとでも使ってもらえるコードができて、それを良くしてくれる人に出会えたのはありがたい限りである。なんかちょっとバグってるので修正PR出すか、と思うことはあるけど、自分がそれを受ける側になるとこういう気持ちになるのだなあ。