自分は体系化された知識を持っておらず、全てを野生の勘だけで実装しているのではないか、という念が払えないまま幾年が過ぎた。 情報系の大学を出てみたところで、手を動かしていない領域については全くベストプラクティスを知らず、野生を生き延びるためにやってきたことを不器用に組み合わせて乗り切ろうとしてしまう。 ベストプラクティスは最初からあるのではなく経験や知識の積み重ねによって体系化されていくので知らないのは当然とも言える。 ともかくそういう体系化された知識がないという焦りがあった。
今日はいわゆるGang of Fourデザインパターンのカタログを全て眺める活動をした。 その中には、普段からやっているようなことにも名前が付いてわざわざ分類されているのか、と感じるものから、現時点では事例を読んでもありがたみがよく分からなかったものまで様々ある。 こういうのは名前を付けて分類をすることで議論がやりやすくなるので、名前が付いていることが尊いのだろうと思う。 知らなかった、ありがたみの分からなかったパターンについてのありがたみを分かるようになるには、事例をもっとちゃんと読み解くとか、素朴な方法で実装してみてこれではあまりにつらすぎる!!! という経験をしてみるのが大事なのだろう。
ほんとうは帰省しているときに読もうと思っていたけど、実家でのびのびと読書できるような状態じゃなかったので今になってしまった。
- 作者:エリック ガンマ,ラルフ ジョンソン,リチャード ヘルム,ジョン ブリシディース
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 1999/10
- メディア: 単行本