私が歌川です

@utgwkk が書いている

「SCRUM BOOT CAMP THE BOOK スクラムチームではじめるアジャイル開発」を読んだ

普段からスクラムチームの一員として開発をやっているのだけど、自分にスクラムの語彙や前提知識が足りていないんじゃないか、何が基礎概念でどこがアレンジされている部分なのか、などいろいろ思っていたので買って読んだ。

要点を新人スクラムマスターの「ボクくん」が各所でまとめてくれているし、文章も難しくないのですらすら読み進めることができた。入門書としてはよさそうな雰囲気がする。もっと言うと基礎編だけ読むぐらいでも早いうちにやるとよかったですね。

「適応」の話はけっこう身に覚えがあるかもしれない。決まっているものが不可解でも決まっているからと従うのではなく、それを変えていけないか、という議論はよくあるだろう。もうちょっと具体的な実装の話に踏み込むと、linterのルールを無効にするかどうか決めるのも「適応」なんじゃないか。

ようは先の見通しを立てやすくするのと、対話・問題発見に重きを置いている、という話だと理解している。ベロシティがどんどん上がっていけばよいのではなく、安定しているほうがよいのは、見通しを立てられるし、ベロシティが安定しないことを通じてチームの問題の予兆に気づけるから、ということなのか。

ここでようやく前提知識が見えてきたという段階なので、アレンジされている部分についてはチーム側と話していくことになるだろう。この文章は業務連絡を兼ねています。