私が歌川です

@utgwkk が書いている

韓国語をいかに学ぶか: 日本語話者のために

韓国語学習に関する本で、もちろん韓国語に関する事象が広く取り上げられているけれど、話題の適用範囲は韓国語にとどまらない。新しい言語をどのように学ぶか、教える側の心がけは、よい教科書とは何か。ものをある程度知っていて実践できることと、それを他人に教えたり教科書として書いたりすることとの間には、遥かなギャップがある。

言語を学んでもらうのであれば、実際に使われる言語を教えなければ時間の無駄である、ということも読み取った。Duolingoで韓国語を学習すると해요体*1の文から入門することになるのもそこから来ている? Duolingoの韓国語コースでは、用言の活用形とか終声の有無による助詞の使い分けみたいなのは教えてくれないので独学している。なんか課金すると教えてくれるようになるのかもしれないけど。

この文章がおもしろかった。

コンピュータや携帯デバイス(装置)を軽くするために、技術者がグラム単位で開発に心血を注いでいる時代に、持って歩くのも嫌になるような本は、作らないでほしい。出版の斜陽を少しでも何とかしたければ、そんなところにも心配りがほしい。重い本は勉強するなと言っているようなものだ。重い教科書、大きい教科書は罪作りである。

*1:話し言葉における格式ばってない丁寧語のようなイメージ