- 作者:木下是雄
- 発売日: 2016/10/14
- メディア: Kindle版
ものをはっきり言う、とか、事実と意見を区別する、という章が一番いろいろな人にとってためになると思う。どこまでが事実でどこからが意見なのかがはっきりしないまま進行する事例をよく耳にする。自分でも気をつけたい。
英語圏でも受動態を使うのを避ける運動があるのが興味深かった。Grammarlyで英文を添削してもらうと、ひたすらに受動態を修正させられる、という話をどこかで聞いたことがある。
作文技術はこの本を読むだけでは定着せず、文章を書く機会がなければ磨かれないと思う。私はこのブログに毎日のように記事を投稿しているが、それらのうち分かりやすい文章に仕上がったものがどれくらいあるだろうか。ブログは気軽な気持ちで書きたいけど、誤解を招くような表現はできる限り使いたくない。
書いた文章をいろいろな人に読んでもらうのが結局よいみたいな話もあった。自分が書いたものをレビューしてもらえるのはありがたいことである。