7/19 (金) から7/22 (月) まで韓国に行って、7/21 (日) にソウルで開催されたComic World 2024 SUMMERという同人イベントに一般参加してきた。この記事はそのレポになります。
なぜ参加しようと思ったのか
筆者はブルーアーカイブの同人イベントを見にいくのが趣味でやらせてもらっている。日本の同人イベントはそこそこ行ったことがあるけど、海外には行ったことがない。そもそも4月までパスポートを持っていなかった。
ブルーアーカイブの同人活動は日本だけではなく韓国などでも盛んだし、Twitterでよく韓国方面の二次創作イラスト・漫画が流れてくる。自分の好きなジャンルの活気があるうちに一度行ってみるのがいいんじゃないか、ということで行くことにした。
裏の理由としては、パスポートが取れちゃったのでなんかちょうどいいイベントがないか探した、ぐらい。
事前準備
パスポートを取る
そもそもパスポートがないと何もできないのでここから。最近はインターネットで戸籍謄本を請求できるところが増えているようなので、がんばってください。
最新アイテム pic.twitter.com/aXNu3Nwk8J
— うたがわきき (@utgwkk) 2024年4月10日
一般参加チケットを購入する
たぶんここが一番のハードルになると思う。以下の記事にあるように、通常は日本で発行されたブランドのクレジットカードを使って一般参加チケットを購入することはできない。韓国発行のカードを使うしかないように見える。
が、1つだけ*1例外がある。それはUnionPay (銀聯) カードだ。
UnionPayブランドのカードであれば、チケットの購入に使うことができる。そして、UnionPayのカードは日本国内でも発行できる。もうわかりましたね?
ということで、UnionPayのカードを発行してただちにチケットを購入した。他のイベントでも同様の手段が使えるのかは分からないけど、参考までに。とりあえず最初に運営に問い合わせてみるのがいいと思う。あとは韓国にいる知り合いのサークル参加チケットを譲ってもらうとか……。
航空券・ホテルを手配する
楽天トラベルとかで取るとよさそう。
当日
入場
日本の同人イベントに参加したことがある人ならだいたい流れは想像できると思う。一般参加の待機列に並んでいるとスタッフの方がやって来るので、スマホアプリでチケットを見せるとリストバンドと引き換えられる。あとはそのまま入場を待てばよい。「前に進んでください」的な案内がされるので従うぐらい。
いろいろ入手する
入場したらカタログとジュースをもらえるのでもらっておく。
韓国の同人イベントでは事前入金での取り置きが主流である、ということを聞いていたのだが、いざ当日行ってみるとわりと普通に購入できた。Witchformの案内をしていないサークルならまあいけるでしょう、と読みつつ行っていたけど、とくに関係なく購入できた。事前入金にどれくらい重きを置くのかはジャンルやイベントによっても変わるのかもしれない。
日本の同人イベントとの違い
日本の同人イベントに比べると、大きな違いがいくつかあった。
- キャッシュレス決済が浸透している
- 同人誌よりもグッズの頒布割合が多い
- 成人向けの頒布ブースがしっかり隔離されている
- 同人イベント以外も開催されている
キャッシュレス決済が浸透している
先の記事でも挙げられたように、どのサークルに行っても個人間送金用の番号やQRコードが案内されており、多くの人がそれを使っていた。これは日本の、とくに二次創作系の同人イベントとは大きく雰囲気が違うと思う。
同人誌よりもグッズの頒布割合が多い
これもまた新鮮だったが、ほぼ全てのサークルがグッズを頒布しており、逆に同人誌はたまに見かける、ぐらいだったと思う。日本の同人イベントだと、本が最初にあって気合があったらグッズもできる、という構図が多いように思うけど、ほぼ全てのサークルがグッズをメインに頒布していた印象がある。アクリルキーホルダーやクッション、カードゲームのプレイマットなど、いろいろな種類のグッズがあった。
成人向けの頒布ブースがしっかり隔離されている
日本のイベントだと、成人向け頒布物があるブースもとくに隔離されることもなく配置されていることが多いと思うけど、韓国のイベントではしっかり隔離されている。塀で囲まれた空間の中に配置されており、入場するには出入口にいるスタッフに年齢確認ができる身分証を見せる必要がある。外から成人向けブースの様子が見えないようになっている。ここは日本のイベントよりもかなり厳格だなと感じた。
同人イベント以外も開催されている
これはComic Worldだけなのか? と思ったけど、似たようなイベントであるILLUSTAR FESも雰囲気は似ていそう。今回のComic Worldでは、DJイベントやアイドルライブ、痛車の展示、お祭りっぽい屋台などいろいろなイベントが開催されているように見受けた。ライブもやるのはなかなか見たことがないと思う。DJブースで猫ミームやワザップジョルノ*2のBGMが流れていてウケちゃった。
で、どうだったの
めちゃくちゃ楽しかった……。
普段はブルーアーカイブをほどほどに追いかけており、ブルアカの同人イベントがあったら行けたら行く、という暮らしをしている。国内のイベントならフットワーク軽く行っていたけど、海外は初めてだったもので緊張感もあったけど、やっぱりよかった。活気も熱量もある。
薄い本もグッズもそこそこ買った。自分は個人間送金できないので現金を払いつづける、ということでここだけ日本の同人イベントと変わらなかったけど、キャッシュレスで払いたかったなーーー。
だいたい勝手知ってる空間のような気がするけど、周囲の人は誰も馴染みのある言葉を話していない、というのがよかった。帰る頃には足がヘトヘトになっていた。
これは끾뀪이先生のブースで入手したグッズです。個人的に「イズナのバケモノ」って呼んでるけど正式名称は괴즈나らしい。
これはSechi (ブルーセチ)先生のアロナクッションです。Sechi先生は今度のコミケにも来るようなのでまた見に行きたいですね。
語学レベル
どれくらい韓国語ができるといいのか、まともにコミュニケーションできるのか?? というのはずっと不安だった。結論から言うと、以下のような感じなので心配せずに早く行ったらいいと思う。
- 観光地なら英語が通じるし、なんなら日本語も通じることが多い
- 翻訳アプリを駆使したらいける
英語が通じる件については言わずもがな感もある気がする。ホテルのコンシェルジュの人とは最初英語で話そうとしたけど、ふつうに日本語が通じるし日本語のほうが手っ取り早いので、最後は諦めて最初から日本語で話していた。身の丈ですね。明洞で行った焼肉屋には日本人のスタッフがいたので、ふつうに日本語でいろいろ聞いていた。
観光地以外、とりわけ市街中心地から離れたお店や同人イベントなどでは、まあ少し準備するほうがいいと思う。準備といってもPapagoといった翻訳アプリを入れるとだいたい事足りると思う。Google翻訳でもいいかも? とにかく音声や画像を翻訳できる仕組みが用意できていたらなんとかなります。
同人イベントの間は、欲しいものを指さして This one please. って言うぐらいでだいたい間に合う。たまにオプション (Tシャツのデザインとして、文字入りがいいか、文字なしがいいか、など) を聞かれたときだけまったく分からないので翻訳アプリを通してもらうぐらいでいけた。イベント中に「日本の方ですか?」って話しかけられたこともあった。
なかなかすごかったのは、江南のほうのレストランに行ったときで、英語が通じるか非常に微妙な感じでずっと店員さんの韓国語を浴びるという感じだった。メニューに写真もなくて、なんかおすすめが来るっぽいので待ってみる、ビールだけ欲しいので맥주 주세요って発話する、ぐらいでなんとかしていた。ご飯はどれもおいしかったので万事オッケーです。あとトイレの場所も聞けたのでもう生きてはいけると思う。
全体的に、基本的な単語・フレーズぐらいは分かるけどちゃんとした会話はまだ無理だなーという感じ。聞き取りはけっこう難しい。こういう感じでもなんとかやっていけるので、韓国は海外旅行先としてはかなり行きやすいほうだと思う。そういえば入国審査ではなにも質問されずに顔写真や指紋採取に応じるぐらいで全部終わった。
写真集
ここから雑多な写真が並びます。
おわりに
まとまりがない感じだけど、なんか思い出したら追記します。楽しかったので機会を見てまた行きたい。向こうのブルアカの周年イベントとか行けるといいかもしれない。もうちょっと韓国語が分かるようになっているといいかな……。